自然豊かな蔵王山麓で
前橋からやや北上すると全国的にも有名な伊香保温泉を有する渋川市がある。赤城山と榛名山に挟まれた渋川市ではいちご栽培が盛んだ。いちご狩りなどで県外からも観光客が足を運ぶ。
群馬のいちごと言えば「やよいひめ」大粒で、適度な酸味と甘味のバランスがいいのが特徴だ。
夫婦2人とおばあちゃん
農園での作業はは夫婦2人とおばあちゃんで行う家族経営。
管理されたハウス内
この農園では観光客向けのいちご狩りは一切していない。いちご狩りをすると、どうしても畑が荒らされてしまったり、苗の管理や実の管理が不十分になってしまうからだ。良い品を作るために、管理はとにかく徹底している。
水分コントロールと摘果
水分管理がいちごの味にダイレクトに影響を与える。そのため、水分管理には非常に気を遣っている。また、未熟果の摘み取りをこまめに行うことにより、実に栄養が行き届き、出荷されるいちごの質が更に向上する。
新品種への挑戦も
やよいひめが2005年に登録された非常に新しい品種のいちごであるように、群馬の気候と土地に合った新しいいちごを探るべく、試験的に新品種への取り組みも欠かさない。